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No.245 看護師の離職率と人材不足問題

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医療従事者の人材不足が懸念される昨今、看護師の不足についても深刻化しています。実際のところ、看護師の離職率はどれくらいの水準にあるのでしょうか?人材不足の原因はどこにあり、それを改善するにはどのような方策が考えらえるのでしょう?

看護師の離職率は高いのか?

現在の日本は高齢化社会を迎え、人口に対する高齢者の割合が年々高くなる傾向にあります。それに比例して、心身の不自由や持病により医療の助けを必要とする高齢者の割合も増加傾向にあると言えるでしょう。そのような社会的背景が現在の医療に対する需要の高まりの大きな要因と考えられます。
つまり、患者さんの数が年々増加していくため、医療現場では人手が足りない状態が慢性的に続いてしまうわけです。仮に、医療分野における離職率が高い場合、人材不足にさらなる拍車が掛かっていると言えるでしょう。
では、医療に従事する看護師の離職率はどれほどの割合を示しているのでしょうか。
日本看護協会による全国調査では、2013年〜2017年までにおける看護師の離職率は、10%〜11%の間で推移しているとのデータが示されています。
全職種においての離職率は12%前後となっており、比較すると看護師の離職率は1%ほど低く、決して離職が多い職種とは言えません。しかし逆に言えば、全職種の平均より離職率が低い状況であっても尚、人材不足に悩まされている状況とも捉えられるわけです。
医療分野の人材不足を抑制するには、あらゆる方面からのアプローチが必要と思われます。 行政や社会の方面については、国民の健康向上を促す政策により、過度に医療に頼らずに済む健康普及を進めることが求められます。
また、医療分野への就職者を増やしていくことも重要です。こちらは一定の成果を収めており、看護師の就業者については2009年〜2016年までの7年間で12%増加しています。しかしそれでも尚、人材不足が解消されたわけではありません。
さらなる人材確保のためには、離職率をより一層低下させることが重要と言えます。

主な離職理由

看護師の離職理由は、決してネガティブなものと一括りにできるものではありません。医療スキルのさらなる向上のためという前向きな離職もあるでしょう。その場合、社会全体の医療という観点から考えればむしろプラスと言えます。
また、特に看護師では出産や子育てのために仕事を離れるケースもあります。この場合においても、子育てがひと段落ついた後復職するという道もあり、社会的損失とは言えません。その一方で、ネガティブな理由による離職も存在します。主な理由としては、ハードな労働環境や職場内の人間関係が挙げられます。
看護現場の慌ただしさは、人手不足が叫ばれることからも明白です。また人間関係の悩みを抱えながら、人の命に関わる看護を行うのは大きなプレッシャーが伴うものと言えます。
ネガティブな離職を食い止め、医療的損失を抑えるには、これら問題への対策が不可欠です。

ネガティブな離職を防ぐには

離職に繋がるネガティブな要因を解消するには、職場環境の改善が有効と言えるでしょう。
医療スタッフへの手当や福利厚生を充実させることにより、職務負担の軽減が図れます。また、AIなど自律的に機能する医療機器の導入も負担削減の効果が見込めます。
バイタルチェックや見守りなどAIでも可能な役割を担わせれば、その分看護師の手間を減らしゆとりを持って職務に当たることができるようになるでしょう。これら実質的な負担軽減の実現は、医療スタッフを雇用する経営側が果たすべき課題と言えます。
医療現場のスタッフで取り組める職場環境改善策としては、チームワークの充実が最も効果的と思われます。お互いを思いやり、サポートし合う体制が整えられれば、仕事に伴うストレスの軽減にも繋がるでしょう。
仕事に関する悩みを相談し合い、共に解決策を導き出す信頼関係が築かれれば、仕事を通して得られる充実感も一層高まることでしょう。

■まとめ
以上のように、医療従事者の不足を緩和するために有効と思われる、ネガティブな理由による看護師離職の軽減対策について考えてまいりました。看護師不足問題の解決は、現場スタッフの努力のみに期待すべきものではありません。現場スタッフはもちろん、雇用する経営側、ひいては行政や社会全体が各々の立場で協力し合い、達成していくべきものと言えます。
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