ナースの腰痛に関するニュース|ナース専門 お悩み解決コラム ナースジョブ
  1. HOME
  2. » ナース専門 お悩み解決コラム
  3. » ナースの腰痛に関するニュース

No.189 ナースの腰痛に関するニュース

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ナース(看護師)にとって腰痛は職業病とも言われ、厚生労働省の調査結果では5割〜7割の看護師が腰痛に悩まされていると言われています。今回、そんな腰痛に対するニュースとして「腰痛診療ガイドライン2019」が7年ぶりに改定になりました。その内容について紹介していきましょう。

看護師の腰痛の現状

上記の厚労省の調査結果とは別に看護職を対象としたアンケートでは、腰痛で業務に支障をきたし困っていると解答した人が8割以上との調査結果もあります。それらのことから、ほとんどの看護師が腰痛に悩まされている現状がみえてきます。

腰痛になる原因とは?

看護師の業務は、主にバイタルチェックをはじめ傷などの処置や治療、そのほとんどがベッド上で行うため、中腰での姿勢が多くなり腰に負担をかけた状態になります。
今回のガイドラインでは、腰痛の原因は腰部の筋肉や骨など疾患だけが要因ではなく、心理的や年齢も発症リスクになると明記されています。特に日々、患者の命を預かる職業として過度の緊張感の中で仕事をしている看護師は、心理的な重圧がかかる業務のため精神的な要因が大きいことも頷けます。

腰痛の予防と対処法について

○運動療法

  • 腹筋運動
  • 骨盤傾斜運動
  • 下部背筋伸張運動
  • ストレッチ

○薬物療法
腰痛治療に使う主な薬を下記で紹介しましょう。

  • 非ステロイド系抗炎症薬
    市販薬で、痛みを増強する体内物質の生成を阻害して痛みを和らげる効果があります。
  • オピオイド
    神経の伝達を制御し辛い痛みを抑えます。
  • アセトアミノフェン
    穏やかに痛みを抑える働きがあり、副作用が少なく安全性の高い解熱鎮痛薬です。
  • 抗うつ薬
    うつ病の治療薬ですが、腰痛が長引く場合使用されることもあります。

痛みを伴う腰痛の対処法

原因が分かっている腰痛を「特異性腰痛」と言い、全体の15%を占めています。それらの場合、過度な動きを伴う動作は控えて、身体を動かさず安静にすることで痛みが緩和され、完治も早くなります。
また、原因が分からない腰痛は「非特異性腰痛」と言われていて、全体の85%を占めています。最近では、ストレスなどの心理的要因が大きく関わっていることが分かってきました。

■まとめ

日本人の5人に1人は、腰痛持ちだと言われています。看護師もまた毎日の忙しい業務の中、時には自分より大きな患者さんの介助などをしながら、腰に対する大きな負担が日々蓄積して腰痛が発症すると考えられます。今回のガイドラインを参考にして、日頃から業務を行いながら腰痛予防を心がけることが望ましいでしょう。

カンタン!1分登録! 無料 転職サポートに登録する
Facebookでシェア 3 Twitterでシェア
お悩み解決コラムTOP

大阪府のオススメ看護師求人

パート
(非常勤)
植原医院
大阪府 植原医院
施設クリニック
アットホームでレトロな雰囲気のクリニックです★
【募集職種:看護師・准看護師】
大阪府大阪市東淀川区上新庄2丁目3-17
正社員株式会社N・フィールド 訪問看護ステーション デューン住之江
大阪府 株式会社N・フィールド 訪問看護ステーション デューン住之江
施設訪問看護
☆ 住之江区 ★オンコール無☆ 精神科に特化した訪問看護ステーション☆
【募集職種:看護師】
大阪府大阪市住之江区緑木2丁目2-12 住之江フタバビル101号室
正社員スギメディカル株式会社 スギケアプランセンタ―林寺
大阪府 スギメディカル株式会社 スギケアプランセンタ―林寺
施設訪問看護
大手企業「スギ薬局」と同グループの訪問看護求人★
【募集職種:ケアマネージャー】
大阪府大阪市阿倍野区天王寺町北3-11-4

おすすめコラム

ナースを目指す方に実現までの道のりとは
No.337 ナースを目指す方に実現までの道のりとは

ナースとして働くためにはどのような理解があればいいのでしょうか。そして、発展してナースとしてのキャリアを追求するにはどうすればよいでしょうか。そこで、今回は、ナースを目指す人々へ向けて、実現へ向けた道のりをご紹介します。

続きを読む
ナースは3交代制シフトが主流
No.238 ナースは3交代制シフトが主流

看護士はかつてナースと呼ばれていましたが、勤務体制については2交代制と3交代制があるのは変わっていません。時間配分など、看護士を志す方ならば気になるポイントです。今回は、ナースの3交代制勤務についてお話しします。

続きを読む
ナースが使う用語を理解しよう!
No.241 ナースが使う用語を理解しよう!

現場でよく専門用語を使用している場面をよく見かけることでしょう。ナースの世界で使われている「専門用語」を通して、看護の世界を見てみましょう。いくつかの場面を想定してその用語例を紹介します。

続きを読む
夜勤による高血圧は看護師の職務にも影響する
No.146 夜勤による高血圧は看護師の職務にも影響する

看護師は昼間や夜間での交代勤務などで体内時計が乱れ、悪循環になり体調不良に陥ることがあります。仕事がひと段落したころに高血圧の症状に襲われるケースがよくあるので疲労感から解放されるように高血圧対策を紹介していきたいと思います。

続きを読む
ナース特有の専門用語は必然
No.303 ナース特有の専門用語は必然

どの様な業界でも専門的な職種の世界には、専門用語と呼ばれるその世界の人たちだけに通用する言葉があります。医療の世界にもナース特有の専門用語や略語があります。今回は、ナースの専門用語について見てまいりましょう。

続きを読む
ナースが人間関係で悩まないためのコツ
No.201 ナースが人間関係で悩まないためのコツ

医療の現場は一つのミスが人命に関わったり、昼夜関係なく病院は稼働しているので勤務シフトも厳しく、ナースの気持ちもギリギリまで追い詰められることもあるでしょう。ここでは、ストレスを溜め込まないコツを紹介していきたいと思います。

続きを読む
理想の職場を見つける
【看護師求人・転職情報ナースジョブ】をご覧の方へ

ナースジョブは、あなたのご希望に合った求人が見つかるまで、担当のキャリアアドバイザーがしっかりと対応いた します。有給休暇取得率や残業、離職率など、なかなか聞きづらい情報も私たちナースジョブがヒアリングをもとに、 より詳細な情報をお届けすることに努めています。お仕事の紹介はもちろんのこと、ご入職後の疑問や不安も含め、 あなたの転職活動を全面的にバックアップいたします。

非公開求人もご紹介できます tel
  1. »
  2. »