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No.238 ナースは3交代制シフトが主流

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看護士はかつてナースと呼ばれていましたが、勤務体制については2交代制と3交代制があるのは変わっていません。では、時間配分などはどのようなシステムになっているのかなども、看護士を志す方ならば気になるポイントです。今回は、ナースの3交代制勤務についてお話しします。

看護士さんの勤務時間

基本的な勤務時間に関しては1日8時間とされており、日勤を基本としつつも毎月4~5回程度設定されるのが準夜勤と夜勤です。
1ヶ月に9日程度割り当てられており、帰宅と出勤がそれぞれ深夜帯となるため、準夜勤については勤務時間を夜勤が出勤しやすいようそれぞれ調整している病院も存在するため、労働時間に関してはなるべく負担にならないよう配慮されています。
対照的に2交代制の日勤は変わりありませんが、夜勤については倍の時間として16時間設定されています。休憩時間に関しては2~3時間程度設けられているものの、患者さんの容態急変や救急搬送などの場合はそれどころではなくなる事もありますが、何事もない場合は仮眠時間として活用されています。

3交代制

勤務時間は8時間と短いと前述しましたが、シフトの回転が早く連休の設定が困難であるといった問題点の一つとして挙げられています。その理由は準夜勤を終えて次の日が休日となった場合、日付はすでに変わっていますので1日フルに確保できておらず、その次の日には深夜勤へと流れていくため、自由に使える時間に関しては睡眠時間を割愛しても約10時間となっています。

その背景には人員確保が困難なことや、システム自体設定が複雑化されているため、思うような休日を取ったとしても丸1日は保証されず、生活リズムを整えるとしてもそれが難しくなるといった問題点が出てきます。 このような背景から、病院では代替案として勤務時間や通勤時間の確保がしやすい2交代制を導入する所が増えています。

本来あるべきシフト

正循環は本来、前勤務開始から約1日経過したら次の勤務となるのが本来あるべき姿で、日本看護協会が推奨しています。日勤を例にとって説明するならば、朝8時半~夕方16時半までとされ、準夜勤は午前0時半まで、夜勤はそれ以降の時間をもって勤務時間とするよう設定されています。

看護士さんの負担を少しでも和らげるため、勤務時間と通勤時間がネックとなりやすい準夜勤と夜勤に対し、無理しない設定が望ましいとされています。生体リズムとしては約25時間周期であり、1日ごとに1時間ずつズレるのが特性とされています。それを利用する形で勤務日における開始時刻設定を遅くするのが、正循環における交代周期とされています。

参考までに、3日間の日勤ののちに準夜勤を消化し、その後は1日休みをもらってから深夜勤へシフトするのが理想であり、生体リズムに対する負担を軽減するという目的で提唱され、勤務における間隔は12時間分が保証されます。

■まとめ

ナースの3交代勤務は時間こそ短いものの、日勤と準夜勤、それに夜勤と目まぐるしいシフトで対応しているため、負担がかかりやすいのが現状となっています。そのため改善案としては正循環の導入や勤務時間13時間以内への規制などといった労働時間による環境改善を提唱しています。

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