No.411 ナースという仕事の魅力とは?看護師として働く5つのメリット
医療の最前線で活躍するナース(看護師)は、誰かの命や生活を支える重要な役割を担っています。大変なイメージが先行しがちですが、その分やりがいや誇りを感じられる仕事でもあります。近年では、働き方の多様化やキャリアの広がりにより、看護師という職業に魅力を感じて目指す人も増えています。本記事では、ナースとして働くことの具体的なメリットを5つに分けて紹介し、現役の看護師やこれから目指す方の参考になる情報をお届けします。
1. 社会的に安定した職業である
ナースの最大の魅力のひとつが、「職業としての安定性」です。高齢化が進む日本において、医療・看護の需要は年々増加しており、慢性的な人手不足が続いています。これにより、景気に左右されにくく、常に一定の求人が存在しているという特徴があります。
たとえば、経済不況や社会的な変化があっても、医療現場の人材は必要とされ続けるため、雇用の不安定さを感じにくいのがナースの強みです。資格さえ持っていれば、全国どこでも働ける柔軟性もあり、結婚・転居・育児といったライフステージの変化にも対応しやすいのが大きなメリットです。
2. 資格が強みになるから、転職や再就職にも有利
看護師国家資格は一度取得すれば生涯有効であり、「一生モノのスキル」として働く人を支えてくれます。そのため、出産や育児、介護などで一時的に職場を離れても、復職支援制度や研修を活用すれば再び現場に戻ることができます。
また、看護師は病院だけでなく、クリニック、介護施設、訪問看護、企業の健康管理室、保育園、行政機関など、幅広いフィールドでの活躍が可能です。転職市場においても高いニーズがあり、正社員だけでなくパートや派遣など、多様な雇用形態で働けるため、自分のライフスタイルに合った働き方を選べます。
3. 人に感謝される実感がある
ナースの仕事には、患者さんやその家族からの「ありがとう」がダイレクトに返ってくる場面が多くあります。体調が回復した患者さんから感謝の言葉をかけられたり、不安そうな家族に寄り添うことで安心してもらえたりする瞬間は、何ものにも代えがたい喜びです。
特に、人生の節目や病気と向き合う場面に立ち会うことが多いナースの仕事では、人と深く関わる経験が積めます。感情労働の一面もありますが、その分「人の役に立っている」という実感が得られやすく、誇りとやりがいにつながります。
4. キャリアパスが多様でスキルアップが目指せる
看護師としてのキャリアは、決して「現場一筋」だけではありません。実務経験を積みながら専門分野を深めることで、「認定看護師」「専門看護師」「特定行為研修修了看護師」などの上位資格を取得し、専門的なスキルで活躍する道もあります。
また、キャリア支援を行う病院や自治体も増えており、研修制度や学会参加の支援を活用すれば、働きながら継続的にスキルアップを図ることが可能です。学び続けたい人、成長を実感したい人にとって、看護師という仕事は非常に魅力的な選択肢となります。
5. 高い収入水準と夜勤手当の存在
厚生労働省の統計によれば、看護師の平均年収は約480万~500万円前後とされており、同世代の女性平均と比べて高い水準にあります。働く場所や勤務形態によっても差はありますが、安定した収入が得られる点は、将来設計をするうえで大きな安心材料になります。家計に貢献しながら無理なく働きたいという希望にも応えられる職業といえるでしょう。


